Q:自動巻時計の基本的な使い方を教えて下さい。
A:自動巻機能と手巻機能、どちらでもゼンマイを巻上げられる構造です。
自動巻機能は、内部ローターが振動で回転して、時計内部のゼンマイを巻上げます。
手巻機能は、手動で竜頭を30~40回巻上げます。一般に巻き過ぎても大丈夫です。
時計によって異なりますが、完全にゼンマイを巻上げた状態で約1.5~2日動きます。
竜頭を巻いても動かない場合は、軽く叩いて刺激を加えテンプに初動を与えて下さい。
Q:時計を保管する時の注意点を教えて下さい。
A:時計は、磁石を内蔵した磁気製品の近くには置かないで下さい。
時計は、内部部品が磁気帯びすると正確な時間を刻まなくなります。
磁気発生器(携帯電話、テレビ、パソコン、オーディオ、スピーカー、音楽プレーヤー、
ヘッドフォン、磁気ブレスレット、ライター、回転機器など)の近くに置かないで下さい。
万一磁気帯びした場合、時計の全ての部品を1つずつ脱磁処理する必要があります。
Q:クロノグラフ機構について
A:クロノグラフは複雑な機構を持つメカですので御使用の際には手順に従ってご使用する事をお勧めいたします(操作ミス&過度の反芻操作は確実に壊れます)
2時位置のプッシャー(ボタン)でセンタークロノ針を操作いたします(通常は12時位置に停止)
2時位置のプッシャーでスタート&ストップの操作を行います
2時位置のプシャーで必ず計測を停止(クロノ針を止めてから)した後で4時位置を操作してリセットして下さい
4時位置のプシャーでリセット(12時位置に戻ります)クロノグラフ作動中は絶対に4時位置の操作は行わないで下さい(確実に壊れます)
Q:ダイバーウォッチってお風呂もOK?
A:ダメです!
防水時計は基本的に常温に対しての防水基準設定になっていますので、
温水や冷水は内部の機械に悪影響を起こしやすくなります。一番の悪影響は時計内部と外気の温度差による結露が原因の錆びやパッキンゴムの劣化、機械油が熱によって流れてしまったり、蒸発してしまう等が挙げられます。
特に腕時計をしたまま温泉に入るなんてのはもってのほかです。
温泉成分の中には金属を腐食させてしまったり、変色させてしまったりするものもあります。
シルバーのネックレスや指輪が真っ黒になった経験はありませんか?
時計の金属ベルトの部品は結構細かいんですよ。それがボロボロになってからでは後の祭りです。
Q:ガラスに曇りが出てしまった場合
A:外部との気温差による結露 外部と時計内部の気温差が大きくなると、ガラスの内側が曇ってしまったり結露がついてしまったりすることがあります。気温差によってできる結露は一時的なものが多いので過度に心配する必要はありませんが、もしも長期間結露が消えない場合は専門店でのメンテナンスを依頼したほうがよいでしょう。
腕時計に結露がついてしまった際の対処法として有効なのが、乾燥剤と腕時計を一緒に数日間入れておく、ふたを開けて分解掃除をする、離してドライヤーで乾かす、の3つの方法です。 ・乾燥剤と腕時計を一緒に数日間入れておく ジップロックやタッパーなどの密閉空間に、裏蓋を開けた時計と乾燥材を一緒に数日間入れておくことで結露を消すことができます。この対処法は時計の裏蓋を開けるだけで本体には触れないため、結露を取ろうとして触ってしまって故障させてしまうといった二次被害を避けることができます。 ただし、この方法には数日間時計を使うことができなくなるという難点があります。 ・ふたを開けて分解・掃除する 時計の内部機構に通じていて分解をして元に戻すことができるという自信がある方であれば、ふたを開けて分解・掃除をすることで結露を取り除くことができます。ただし、この対処法だと一度時計を分解することになるので他の部分が故障するリスクが高くなります。 また、分解・掃除をしても結露が発生してしまう根本原因を取り除かない限り、結露が再び発生してしまうことがありますので、どこに原因があるのかを突き止めておくようにしましょう。 ・離してドライヤーで乾かす 腕時計の結露を取り除いてすぐに使いたいけれど、裏蓋を開けて分解・掃除する技量はないと感じている方には、腕時計の裏蓋を開けてドライヤーで乾かすという対処法を実践してみることをおすすめします。 ただし、ドライヤーは必ず腕時計から十分に離してから温風をあてるようにしましょう。近距離でドライヤーの温風をあててしまうと、内部の機構が高温になってしまい、時計自体に悪影響を及ぼすことがあります。
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